観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

「癒やし」とは

寒暖の差が激しい今日この頃。

 

いつも心は元気印の私ですが、ここ最近

心と体の調子が下降気味で、鬱々としておりました。

 

自分で自分にヒーリングをして「治そう!」という気力も湧かず、無理せず自然に任せようと思いました。

 

近所の温泉に浸かったり、ゆったりヨガなどしてのんびり構えることとしよう・・・

 

そんな週末。

 

夫の幼なじみの女性が帰郷されている姿を見かけてつい声をかけ、一緒にランチをすることに。

 

その人の家は我が家の向こう隣。

 

普段は広島市内で暮らされて、無人の家の管理も兼ねて時々帰郷されます。

 

私たち夫婦が結婚する頃からのお付き合いで、その方が帰郷された時は島の近況報告を兼ねたおしゃべりを我が家でしていました。

 

今回は、私の車で島に最近出来たカフェに行きました。

 

海を見ながら食事を楽しみつつ、親のことやら仕事など、語るに任せておしゃべりするうちに私の気鬱もだんだんと軽くなっていくようでした。

 

人見知りで普段人の付き合いはほぼほぼ無い私ですが、元気になるきっかけはやはり人のご縁もあるのだと、心の中で感謝しました。

 

外は雨模様で風も強く吹き、窓から見える海には白波が立ち冬らしい情景。

 

冬の季節って感じですね・・・

 

と語りながらも心はポカポカになっていて、これなら年末までのいろんな用事をこなせそうだ・・・

 

と安堵の思いで店を後にしました。

 

その後

 

「今日はありがとう!癒やされました。」

 

とラインをいただき驚きました。

 

癒やされたのはこちらの方なのに!

 

いつものヒーリングセッションでは私からの一方通行で相手(場所や物、見えない存在、時に人や動物)に、習った通りの癒しを提供してきました。

 

でも

 

癒しは一つの方法だけでも

 

一方向でもないと

 

今回のことで、心の目が又一つ開かれた思いです。

 

カフェの窓越しから見えた海と空。

古代出雲歴史博物館に行きました

先週末、夫と島根県立古代出雲歴史博物館へ行きました。

 

知人から企画展「伊勢と出雲」のことを聞き、行ってみたいと思ったのでした。

 

1人で行くつもりだったところ、夫が

 

「俺も行きたい」

 

とのことで2人で行きました。

 

まずは出雲大社で手を合わせてから昼食。

 

その後博物館へ行きました。

 

行ってみると、企画展はふむふむなるほどとさらっと見て、常設展で足が止まってこちらの方をむしろじっくり見てしまいました。

 

今年の夏に島根県の加茂岩倉遺跡と荒神谷遺跡の発掘現場に行ったことから、実物の銅剣や銅矛、銅鐸の展示を見て興味がさらに深まっていたのでした。

 

元はキラキラと黄金色に輝いていたそれらの遺物。

 

神聖なことに使われていただろうこれらの物をあれだけ大量に埋めてしまうとは・・・

 

かつての出雲王国の様子をいろいろと想像します。

 

最終的に大和王権に従属することとなった経緯をもっと知りたいと思いました。

 

古事記では「国譲り」としてファンタジー的な表現ですが、実際はもっとドロドロとした闘いがあったのでは・・・と思いました。

 

加茂岩倉遺跡と荒神谷遺跡は神聖な場所という感じがして、無念とか怨念などは残っていないような気がしました。

 

出雲と大和の争いは遺跡の場所とは違う、別の所であったのかもしれない。

 

いろいろ考えながら展示物を見て回りました。

 

それにしても

 

冬の出雲は曇り空が多いと聞いていましたが、この日は雲一つ無い真っ青な空が続き、日中は上着がいらないほどの暖かさでした。

 

見終わってから、出雲大社近くの道の駅に足湯があるので、歩きくたびれた私たちは浸かりに行くことに。

 

先客が1人、スマホを見ながらのんびり足湯に浸かっておられました。

 

しばらく浸かっていたところ、夫が

 

「みやげを買いたい」

 

と先に出ていきました。

 

先客の女性と私の2人だけになって自然と会話が始まりました。

 

どこから来られました?

 

先に私が話をすると

 

「東京からです。」

 

まあ、東京・・・遠いところからようこそ。

私は広島なんですよ。

 

出雲大社が大好きなんです。この空気感本当に好き。」

 

私も!

出雲は何度来ても楽しいです。

 

しばらく話が弾みました。

 

一人旅とのことで、これから東京に帰られるとのこと。

 

お気をつけて!

 

と最後に声をかけてお別れしました。

 

出雲には他にも素晴らしい場所が沢山あるので、いつかそこへも行って欲しいなあ・・・と出雲ファンの私は心密かに思ったのでした。

 

光をバックにしたうさぎさん。

出雲大社境内散策中に発見。

日本酒発祥の地なんですね。知らなかった。

 

こちらはお相撲姿のうさぎさん。

野見宿禰神社そばで。

 

博物館内にて。

実物の銅鐸。国宝です。

迫力があります。

 

声もなく見入ってしまいました。

黄金色に輝く銅剣のレプリカとくすんだ青色の本物。

こちらも本物は国宝。

 

 

この写真は夏に荒神谷博物館で撮影した、発掘当時の再現展示。

このような状況で銅剣が埋められていました。

 

再び古代出雲歴史博物館内にて。

加茂岩倉遺跡の再現展示。

 

 

この日の出雲は雲一つない青空が広がっていました。

 

関連の過去記事↓

renge-kusako.hatenadiary.jp

 

renge-kusako.hatenadiary.jp

 

 

話題の鯛焼きを買いました

今年デビュー50周年(という年月に驚きました)アメリカのロックバンド、エアロスミスと鳴門鯛焼本舗とのコラボ鯛焼きが発売されたというニュースを見て以来、いつか買いたいと機会をうかがっていました。

 

先日、やっと購入出来ました。

 

広島市中区にある商店街の一角に店舗がありました。

 

それほど多くは無いけれど、焼き上がりを待つ人が並んでいました。

 

先にお会計を済ませ、私も列に並んで待ちました。

 

隣に並んでいた女性が

 

「私リンゴ餡(コラボ鯛焼きのこと)のを買ったのよ。

 朝はずらっと向こうまで人が並んでいたけどね。今はまだましな方なんよ。」

 

ほおお、そうですか。

私もエアロスミスとコラボのリンゴ餡買いましたよ。

 

「リンゴ餡は今日から再販開始って言ってたからね。」

 

え?そうなんですか・・・

 

と言いつつ、心の中で

 

(なんとラッキ~!!)

 

と叫んでいました。

 

女性の注文分が先に焼き上がり、スマホで自撮りしようとしていたので撮ってあげました。

 

「あなたも撮ってあげたいけど・・・」

 

私はいいんですよ。

焼き上がるのはまだ当分かかりそうだし。

 

「そう、じゃ、失礼するね。」

 

と女性は実に嬉しそうに帰られていきました。

 

そう言えば

 

私のように1人並んでいる人も何人か、カップルや友達同士

 

買う人たちはみなニコニコと嬉しそう。

 

鯛焼きの美味しさとエアロスミスのコラボの面白さ、クリスマスや年の瀬のウキウキ気分などいろんなことが混ざり合った楽しさなのでしょうか。

 

クリスマスのネオンがあちこち煌めく夕暮れの通りに、なんだかほんわかした空気が漂っているようでした。

 

家に帰ってさっそく娘とほおばりました。

 

リンゴ餡ってどんなだろう・・・と思っていましたが,予想外の美味しさでした。

 

皮もパリッと歯ごたえが良い感じ。

 

なかなかのお値段なので、ちょくちょくは買えないですが、まあ話のタネに。

 

袋に入った状態。

 

餡がにじんだ鯛焼き

リンゴ餡とは意外!

美味でした。

クリスタルビューイングファシリテータークラスを再受講

先日、いつも学んでいるヒーリングの教室で、クリスタルビューイングファシリテーターのクラスを再受講しました。

 

クリスタルビューイングは、クリスタルなど石を使ってクライアントを過去生に誘導し、傷ついた魂を癒やしたり、今自分に必要な情報を取りにいくというセッションです。

 

今回受けたクラスは案内役(ファシリテーター)資格取得のためのクラス。

 

昨年受講して受講生同士で練習を続けてきたところ、面白がりすぎてあることで止められるということがあって、それ以来ずっと封印してきたワークでした。

 

関連過去記事↓

この度、

 

再受講してみよう!

 

という気持ちになって自然な成り行きで、申し込みました。

 

先生に見守られながら受講生同士でセッションを何回か繰返しました。

 

まずは私がファシリテーター役になりました。

 

クライアント役の受講生に施術用ベッドに横になってもらい、ベッドの周囲や体の上に選んでもらった石を置いていきます。

 

最後に眉間に石を置き、タオルで目隠ししました。

 

ゆっくり深呼吸してもらって誘導開始。

 

乗物を想像してもらい、それに乗って時空間を遡るイメージをしてもらい・・・

 

いろんな映像が脳裏に浮かんでくるのを話してもらいながら、どんどんセッションを進めていきます。

 

横にいる私も映像がちらちらと脳裏に浮かび、一緒に時空を越えて旅しているような雰囲気になって、場面によってはもらい泣きしそうになったり。

 

ところで

 

私がセッションをする上で特に気をつけているのは、誘導する際の言葉です。

 

クライアントの発する言葉を聞きながらオウム返しに確認しつつ進めていきますが、こちらが意図的に誘導するような言葉を絶対発しないように集中しています。

 

例えば

 

「真っ青な空が見えます」

 

とクライアントが口にしたときに

 

「すごい青空なんですね」

 

などというと、この口にしていない

 

「すごい」

「青空」

 

がクライアントにとって違和感というかモヤモヤ感が残ります。

 

潜在意識が優位になった状態だといろんなことが感じやすい。

 

主役はクライアント。

 

ファシリテーターはあくまで黒子。

 

自分色を消して脇役に徹します。

 

不思議な世界。

不思議な状態です。

 

今回の教室で、私もやってもらったところ紀元前の古い過去生さんが出てきて、とてつもない寂寥感や無情観,孤独感が出てきました。

 

そこを癒やしてもらいました。

 

顕在意識ではそれほど無いと思っていた感情だったのに、終わった後何だかポカンとして心がフワッと軽くなりました。

 

機会があれば、またどこかでセッションをしていけたらなあと思いました。

 

広島県廿日市市 大頭(おおがしら)神社参拝

先週末、ヒーラー仲間と私の3人で、広島県廿日市市にある大頭神社を参拝しました。

 

地元では妹背の滝という名前で有名な瀧があります。

 

4才から嫁に行くまで廿日市市の隣の五日市で育った私にとって、子供会の行事や(若い頃の)趣味のトレッキングでよく使わせていただいた懐かしい場所。

 

今も娘とちょくちょく参拝させていただいています。

 

ヒーラー仲間との参拝は初めて。

 

駐車場に車を停めて鳥居をくぐりました。

 

その瞬間から空気が変わるのを感じます。

 

手水舎でお清めをしてから、赤い欄干の端を渡って拝殿に向かいます。

 

その前に、左手の山手の石の階段をあがって神烏(ごがらす)神社と言われる小さな祠に手を合わせました。

 

そこには、岩が祀られています。

 

私は勝手に石ちゃんと呼ばせていただいて、参拝の感謝や日頃のことなどをいつも石ちゃんにお話します。

 

今回は時間も午後3時をかなり回っていました。

 

『暗くなる前に早くお詣りに行きなさい』

 

というどなたかの声を感じて、急いでそこを後にしました。

 

拝殿のガラガラを神さまもびっくりな大音量(!)で鳴らして、3人手を合わせました。

 

仲間のうちの1人は手を合わせているうちに涙がこみ上げてきたとのことで、ああ、神さまを感じたのだなあ、と思いました。

 

私は仲間と参拝出来たことや日頃の感謝を拝殿で申し上げました。

 

以前は何かお話しする事があるときは奥の雄瀧でお話していたのですが、ある時から、この拝殿でしっかり手を合わせてお話した方が良い感じがして、今はずっとそうしています。

 

さて、奥に向かって進みながら右側の雌瀧を眺めると、長引く干ばつで水が流れていなかったので驚きました。

 

雨が待ち望まれます。

 

奥の雄瀧には水が勢いよく流れていましたが、さすがにいつもより水量が少なかったです。

 

瀧へ近づくにつれて周囲の空気がさらにひんやりと清浄に感じられて、身が引き締まる思い。

 

瀧の前で一礼し、手を合わせました。

 

何人かの参拝客がいたはずでしたが、いつの間にか我々3人だけになっていました。

 

私以外の2人は、龍が瀧を登ってる様子を感じたとのことでしたが、あいにく私は分りませんでした。

 

ふいに風が強く吹いてきて木々が急にザワザワと揺れ、もしかして神さまが参拝を喜んでくださってるのかなあと喜び合いました。

 

大きな道開きの神さまのような気がするね!

 

そうだね!

 

と語り合いながら瀧を後にしました。

 

人間だったら

 

悪い人じゃないけど、あの人はあの性格がちょっとねえ・・・

 

とかあるけど、こちらの神さまはそれさえも全て包み込んでしまうような

 

そんな大らかさを感じました。

 

すっかり身も心も浄化されて、皆大満足で帰路につきました。

 

 

 

拝殿を臨む。

山一帯が神々しいです。

 

 

橋を進んでいく途中。

紅葉が見事でした。

 

雄瀧。

水量がずいぶん減っています。

中央左側の岩が龍神様の顔に見える!とヒーラー仲間が教えてくれました。

笑っているような、目を閉じているようなお顔に見えます。

 

ハート型に集められた境内の落ち葉を発見!

ハート同士がくっついてるのも良い感じ。

 

 

過去生を癒やす 3

前回の続き。

 

「過去生さんの能力を今の蓮花さんに発揮してもらうためにも、フランス刺しゅうを刺してみるといいかもしれませんね。」

 

との先生からのアドバイスで、しばらくフランス刺しゅうを続けることにしました。

 

 

いくら過去生さんがその道の名人だったとしても、現生の私は人格としては別人。

 

刺したことがある・・・

それも飽きるほど・・・

 

という感覚が時にあっても、この世での実際の刺し様は当たり前に初心者レベル。

 

デザインを布に写してから本を見ながら何種類もの刺したことが無いステッチを刺す・・・という地道な作業は、これが普通のやり方なのでしょうが、慣れないし老眼もあるしではっきり言って難儀。

 

手っ取り早く動画でフランス刺しゅうを学べるには・・・と現代の利器、ネットで探してみました。

 

すぐにヒット。

 

動画つきのフランス刺しゅうキットを販売している方のHPを見つけました。

 

いろんな種類を眺めて、心が反応したものをポチッとな!で申し込み。

 

小さな柄と素朴なデザインが私の好みですが、過去生さん好みの大柄な花模様を選びました。

 

他にも私が、う~~ん、好みじゃないなあ・・・というデザインにも反応がありました。

 

はいはい、お財布の加減もあるのでまたいずれと言うことで・・・と自分で自分(の過去生)に言い聞かせました。

 

まるで自分軸をしっかり持った多重人格状態。

 

購入を申し込む際の通信欄で

 

クロスステッチばかり刺してきて、たまにはフランス刺しゅうをと思い購入することにしました・・・

 

というありきたりの理由を書き込みましたが。

 

まさか、自分を変えるべく、過去生さんの好みで選びましたなんていかな私でもこの場合正直に言えません。

 

それにしても

 

動画付きなので、分かりやすくすぐ作業に入れます。

 

本当に便利な世の中になったものだ・・・

 

有り難い。

 

刺しているうちに

 

本来の自分を発揮できるように自分を変えよう!

 

の気持ちが段々薄れてきて、心穏やかに丁寧に刺しゅうが出来る喜びを心の深いところで感じながら刺すことに意義があるんじゃないか・・・と思うようになってきました。

 

きっと

 

不安と怒りと悲しみで心をいっぱいにしたまま、仕方なく針を持つこともあったろう過去生さん。

 

今、コーヒーを飲みながらこたつでゆっくりと針を運ぶ時間が、過去と現生を繋いで癒しを運んでくれているようです。

 

 

 

 

 

 

過去生を癒やす 2

自分の技量を十分に発揮することで傲慢になり、周囲との折り合いが悪くなって辛い経験をした私の過去生さん。

 

恨みとか悲しみなど負の思いを持ち続けることで,必ず得られたことがある。

得したことがある。

 

これらのプラスとされる面はおおよそ、いびつな形で現生の性格に反映されています。

 

掘り下げてそこをしっかり確認してからでないと、負の思い込み(心のブロック)をクリアリングしにくい、とシータヒーリングの勉強で先生が繰返し言われます。

 

今回の場合、極端な遠慮と自分を出さずに安心して生きる道や慎ましさの大切さをこの時の過去生さんの経験から得られたのでした。

 

その性格は現生の私にしっかり存在していました。

 

大勢の中に入り込んで自分色を消そうとするもぐり癖、異常な遠慮癖(そのくせ妙に大胆になることも!)の性格を先述のヒアリングの際先生に指摘されていました。

 

ここを自分でクリアリングし、

 

本当の自分らしさを楽々と自然に安心安全に発揮できる方法を知っているし分っている

 

を新たに自分にシータヒーリングの手法でダウンロード。

 

そして

 

最初に刺したキットよりも複雑なフランス刺しゅうの模様に再度挑戦。

今度は中座することなくすぐに完成させることができました。

 

しかも

 

フランス刺しゅう、面白いかも!

 

と初めて感じました。

 

面白い変化。

 

先生に経過を報告すると

 

「過去生さんは大胆な花の模様を鮮やかな色合いで斬新な手法で刺していましたよ。」

 

とのこと。

 

えええ~~~?!

 

正直

 

あまり・・・好きじゃないかも。

 

小さなクロスステッチを延々と素朴な色合いと形で刺していく今のスタイルが大好き。

 

過去生さんはどうやら現生の私とは性格が真逆みたい。

 

やっぱり今の私の好みも大事にしたい、と思いました。

 

でも、まあ

 

せっかくフランス刺しゅうに興味を持ち始めたところだし、あまり大胆で鮮やかじゃないものを探して刺してみようかと思います。