観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

紀州熊野三山と奈良県玉置神社をめぐる旅 2

2日目。

 

本日の予定 

 

午前は熊野那智大社、午後から熊野本宮大社の参拝。

 

朝起きると有り難いことに頭痛とめまいはすっかり消えて、

 

雨も上がって晴れ間が広がりそうな天気との予報に安堵しました。

 

6時半に朝食をとって何をするでなく部屋で過ごしていましたが

 

やっぱり早めに出よう!

 

7時半には出発しました。

 

大体の行き先を決めたら後は適当

 

というのが私の旅のスタイル。

 

宿から出発して車を走らせること20分ぐらいで、熊野古道の1つ大門坂の入り口にある駐車場に到着。

熊野那智大社はここから私の足で歩いて約30分ほどかかりました。

 

熊野那智大社のご由緒↓

 

熊野那智大社は、田辺市熊野本宮大社新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山の一社として、 全国約4,000社余ある熊野神社の御本社でもあり、日本第一大霊験所根本熊野三所権現として崇敬の篤い社です。

 

古来当社はご祭神「熊野夫須美大神」の御神徳により「結宮(むすびのみや)」と称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇められました。那智御瀧は自然を尊び延命息災を祈る人が多く、また八咫烏の縁起によりお導きの神として交通・海上の安全の守護を祈り、さらに御神木の梛の木は無事息災をあらわすものとして崇められています。                                                 

(熊野那智大社HPより)

 

山に囲まれた駐車場は広々として、私の車以外ほとんど停まっていません。

 

ここから山の中を歩いて熊野那智大社飛瀧神社(ひろうじんじゃ)を目指します。

 

登山道の入り口で2人ほど出会っただけで、後はずっと1人。

 

古の人々が歩いていたこの道を、今日のこの時間私だけ・・・

 

身も心も清まるような原生林の中の山道をひたすら歩き続けました。

 

長い年月の経過で足下の石は丸くすり減り、バランスを取りながら気をつけて歩かないと転びそうになります。

 

階段の一番上に来た頃、やっと人の姿を目にしました。

 

まだ準備中らしき様子の参道のお店を通り過ぎて歩いて行くうちに、目指す御瀧が遠くに見えてきました。

 

ああ、とうとう来た・・・

 

さらに家が建ち並ぶ脇の石の階段をあがり、熊野那智大社の境内に出ました。

 

まず拝殿でご挨拶と参拝の感謝、そして横にある八咫烏神社でも手を合わせました。

 

私は八咫烏さんが大好き。

 

熊野と言えば八咫烏

 

霊的にリーディング出来る方3人に(時期と場所はそれぞれ違います)

 

「あなたは過去生、熊野で修験者でした。」

 

と言われたことがあります。

 

なので

 

こんなにも熊野地方や八咫烏に惹かれるのは、過去生の魂の記憶なのかもしれない・・・とも思います。

 

前回ツアーのときに境内のご神木の胎内くぐりをツアーの皆さんとキャアキャア言いながらやったなあ・・・と思いだし、この度もチャレンジしました。

 

今回は一人静かにくぐりました。

(絵馬か護摩木を購入し手に持ってくぐります)

 

同じ境内にある青岸渡寺でも手を合わせました。

 

修験道のお寺とのことで、近くで法螺貝が吹き鳴らされていました。

 

まさに「神仏習合」の雰囲気です。

 

瀧が前方に遠く見える展望台からしばらくぼんやりと景色を眺めていると

 

「はよ、来い!」

 

と脳内に野太い声が響いてびっくり!

 

過去生の私を覚えていて八咫烏さんから叱咤されたのだろうかとあわてて先を急ぎました。

 

八咫烏さんは厳しめと聞いたことがあります。

 

熊野那智大社の別宮 飛瀧神社(ひろうじんじゃ)にたどり着く頃には、足にかなり疲労がたまってきましたが(しゃれではなく)、もう一踏ん張り。

 

とうとう御瀧が眼前に広がる境内までやってきました。

 

遙拝場所で手を合わせると、瀧の水しぶきがパチパチと顔に飛んできます。

 

目の前の瀧のお姿に言葉がありません。

 

気持ちいいなあ・・・

やっと来れた・・・

有り難いなあ・・・

 

そこから先の瀧のすぐ前まで行ける参入料を支払い、瀧壺のお水が飲める入れ物も購入して、入ってすぐのところで早速お水を汲んで有り難くその場でいただきました。

 

ああ~~~おいしい~~~!!

 

とぐびぐび一気飲み。

(周りに人がいなかったのが幸い)

 

瀧のすぐそばまで移動してしばらくそこで落差133mの御瀧のごうごうと水が流れる様を眺めました。

 

やっと、やっと、参拝出来た。

有り難い・・・

 

ここでも手を合わせました。

 

気がつくと、境内に段々人が増えてきたのが見えました。

 

そろそろおいとまいたします・・・

 

もう一度大瀧に向って手を合わせてご挨拶してから飛瀧神社の境内に戻ると、宿で一緒だった方とばったり遭遇!

 

同年配の女性で、お互い一人旅のよしみでしばらく話に花を咲かせているうちにその方が

 

「瀧が凄い!見て見て!。」

 

と指さす方をみると、さっきまで無かった霧が御瀧の上方にどんどん垂れ込め、なんとも幽玄な景色となっていました。

 

二人でこの光景が見られて良かったね!と言い合い、またどこかでお会いしましょう!と分かれたのでした。

 

「はよ、来い!」

 

の声の導きは、この方と遭遇し霧に包まれる大瀧のお姿を一緒に目にするタイミングだったのだろうか・・・と思いました。

 

私は元来た道をまた戻り大門坂を通って車に戻ることに。

 

その前に黒飴ソフトクリームを購入し、一休みしてから出発しました。

(往復山中の歩きは正直きつかったです)

 

車に乗り込んで、次の目的地、熊野本宮大社を目指しました。

 

ここから熊野古道歩きをスタート!

朝早いせいか曇りがちな空

 

両側の大木(大門坂の夫婦杉)に圧倒されつつ歩きます

 

私の後に誰もおらず・・・

 

前にも誰もおらず・・・

 

御瀧をのぞむ

晴れていたのですが、アングルの関係で暗めに写ってしまいました