先週末、夫と島根県立古代出雲歴史博物館へ行きました。
知人から企画展「伊勢と出雲」のことを聞き、行ってみたいと思ったのでした。
1人で行くつもりだったところ、夫が
「俺も行きたい」
とのことで2人で行きました。
まずは出雲大社で手を合わせてから昼食。
その後博物館へ行きました。
行ってみると、企画展はふむふむなるほどとさらっと見て、常設展で足が止まってこちらの方をむしろじっくり見てしまいました。
今年の夏に島根県の加茂岩倉遺跡と荒神谷遺跡の発掘現場に行ったことから、実物の銅剣や銅矛、銅鐸の展示を見て興味がさらに深まっていたのでした。
元はキラキラと黄金色に輝いていたそれらの遺物。
神聖なことに使われていただろうこれらの物をあれだけ大量に埋めてしまうとは・・・
かつての出雲王国の様子をいろいろと想像します。
最終的に大和王権に従属することとなった経緯をもっと知りたいと思いました。
古事記では「国譲り」としてファンタジー的な表現ですが、実際はもっとドロドロとした闘いがあったのでは・・・と思いました。
加茂岩倉遺跡と荒神谷遺跡は神聖な場所という感じがして、無念とか怨念などは残っていないような気がしました。
出雲と大和の争いは遺跡の場所とは違う、別の所であったのかもしれない。
いろいろ考えながら展示物を見て回りました。
それにしても
冬の出雲は曇り空が多いと聞いていましたが、この日は雲一つ無い真っ青な空が続き、日中は上着がいらないほどの暖かさでした。
見終わってから、出雲大社近くの道の駅に足湯があるので、歩きくたびれた私たちは浸かりに行くことに。
先客が1人、スマホを見ながらのんびり足湯に浸かっておられました。
しばらく浸かっていたところ、夫が
「みやげを買いたい」
と先に出ていきました。
先客の女性と私の2人だけになって自然と会話が始まりました。
どこから来られました?
先に私が話をすると
「東京からです。」
まあ、東京・・・遠いところからようこそ。
私は広島なんですよ。
「出雲大社が大好きなんです。この空気感本当に好き。」
私も!
出雲は何度来ても楽しいです。
しばらく話が弾みました。
一人旅とのことで、これから東京に帰られるとのこと。
お気をつけて!
と最後に声をかけてお別れしました。
出雲には他にも素晴らしい場所が沢山あるので、いつかそこへも行って欲しいなあ・・・と出雲ファンの私は心密かに思ったのでした。
光をバックにしたうさぎさん。
出雲大社境内散策中に発見。
日本酒発祥の地なんですね。知らなかった。
こちらはお相撲姿のうさぎさん。
野見宿禰神社そばで。
博物館内にて。
実物の銅鐸。国宝です。
迫力があります。
声もなく見入ってしまいました。
黄金色に輝く銅剣のレプリカとくすんだ青色の本物。
こちらも本物は国宝。
この写真は夏に荒神谷博物館で撮影した、発掘当時の再現展示。
このような状況で銅剣が埋められていました。
再び古代出雲歴史博物館内にて。
加茂岩倉遺跡の再現展示。
この日の出雲は雲一つない青空が広がっていました。
関連の過去記事↓