観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

日帰り 出雲の旅

この週末、夫と娘と島根県出雲市にある

一畑薬師へ参拝に行きました。

 

この一畑薬師さまは目のお薬師さんとして古くから知られています。

 

昨年末に受けた通院ドックで、目の不調を指摘されていました。

 

小学生依頼やっていなかった遠くの景色を見たりする遠方凝視、目の温湿布をしたり、食べ物など生活習慣を気をつけるなど考えられることは実行した上で、ここはやはり、目のお薬師さまのお力にもおすがりしようと思いました。

 

2年前に一度参拝したことがあって、境内の美しさが印象的でした。

 

ご本尊の薬師瑠璃光如来さま秘仏で、ネットで調べてみましたが今までご開帳したことがあるのかどうか分りませんでした。

 

2年前の参拝時に参道のお店の年配のご主人にお伺いしても

「見たこと無い。」

とのこと。

 

お寺でいただいたパンフレットの一畑薬師さまの説明 ↓

 

寛平6年(西暦894年)、

ご本尊をすくいあげた漁師の母親の目が治ったことから

「目のお薬師さま」として信仰されてきました。

戦国時代には幼児が救われたので「子供の無事成長の仏さま」としても親しまれています。

 

894年とは!

遣唐使が廃止された年。

 

古くから信仰されたお薬師さまなのだと思いました。

 

広島からは車を飛ばして4時間近く。(島からなので時間がかかります・・・)

専用の広い駐車場に車をとめ、やや急ぎ足で本堂へ向かいました。

 

漫画家の水木しげる先生も子供の頃から参拝していたそうで、目玉おやじのモニュメントがあちこちに設置されていて面白かったけどそこも急ぎぎみで通り過ぎました。

 

境内に到着すると、辺りをキョロキョロしている夫と娘を尻目に私は参拝もそこそこにご祈祷の受付に早足で向かいました。

 

なぜか急ぎたくなるときは、いつも何かのタイミングに合うように導かれていることが多いのです。

 

このときも受付の方に

 

「今からご祈祷が始まりますからお急ぎください。」

 

と言われ、まだ境内でうろうろしている家族を促して、本殿に入らせていただきました。

 

初めて入る本堂。

 

広い堂内に椅子が沢山配置されていました。

他に1グループのご祈祷を受ける方達が先に椅子に座って儀式を待っていました。

 

入ってまず驚いたのが、夥しい数のひな人形がぐるりと周りに飾られていたことでした。

 

3月に行われる人形供養のためのものですと後ほど説明がありました。

 

正面には高い位置に閉じられた状態の大きな観音開きの扉がありました。

この奥にご本尊様がおられるのか・・・と思いました。

 

パンフレットに目を通すと

 

本尊の薬師如来秘仏)の両脇には、日光菩薩月光菩薩十二神将がまつられています。

 

とのこと。

 

なんと!

そんなにたくさんの仏様がこの奥に・・・・?

 

「遅くなり申し訳ございません。」

 

と声がして、見るときりりとした表情の若いお坊様が1人入ってこられました。

 

大音量の太鼓の音とともにご祈祷が始まりました。

 

全てお一人で叩きつつのご祈祷で、すごいなと思いました。

 

弾き語りならぬ叩き語りという様なのでしょうか。

 

事前に配布された経本を見ながら、お坊様の読経についていくようにお経を(ボソボソと)詠みましたが、このついていくのが素人なのでなかなかに難しかったです。

 

終わりに、

 

「合掌し礼拝してください。」

 

と促されて手を合わせた際、何だか目の辺りがモニョモニョして驚きました。

 

頭を下げてひたすらお薬師さまに参拝の感謝と眼病平癒のお願いを心で申し上げました。

 

お薬師さまのお札と肌身につけるお守りをいただいて、本堂を後にしました。

 

おや、何だか目が軽いぞ!

 

すごい!!

 

と驚きました。

 

いつも目の奥がぼんやり痛みがあって重い感じがあったのに、なくなってる!!

 

夫に言っても

 

「気のせいじゃない?」

 

といつものせりふ。

 

誰がどう言おうと、この体感はわたしのものじゃけん。

 

お薬師さま、本当にありがとうございます!!

 

と、今再び本堂に向き直り手を合わせました。

 

おみくじを引くと「大吉」

 

先日参拝したお寺でも大吉でした。

 

この「大吉」

 

運気が上がってきていることのお示しも当然ありますが、私が思うに

 

今生きている、向かっている先は正しいまたはそのことの応援

 

という時、この大吉が表出しやすい気がします。

 

実は年が明けて以来、生きていく上での一つの方向転換という事象が浮上してきて、慣れ親しんだことから離れる不安を感じていました。

 

「大吉」の文字を眺めつつ、やはり

 

「これでいいのだ」

 

ということかと心がずしりと定まっていく思いがしました。

 

授与所では、お薬師さまゆかりの御霊水で入れた温かいお茶もいただきました。

 

これが本当に美味しい。(なのでお代わりをしました)

 

まぶたにこのお茶をつけてお薬師さまの御真言をとなえてみてくださいとお坊様に教えていただいたので,早速やってみました。

 

家でも飲めるようにお茶も買って、(ネットでも販売されています)意気揚々と駐車場に向かいました。

 

途中、雪を頂いた鳥取伯耆大山が遠くにくっきり見えて感動しました。

 

お昼になったので、参道でお蕎麦の昼食。

お土産に蒸したてのおまんじゅうを買って駐車場に向かいました。

 

次の目的地 玉造温泉 を目指しました。

 

参道に入るところの目玉おやじ

涅槃おやじになっていました。

 

転んでるし。

 

 

参道に入ったところ。

キリッとした空気を感じました。

 

階段を登った先に本堂があります。

なぜか本堂を撮るのを忘れていました。

 

伯耆大山がよく見えました。