先週末、娘がメインの用事で夫と私と娘の3人で山口市へ行ってきました。
(出不精な息子は留守番)
前日にテレビで防府市にある周防国分寺が放送されていたのを見て、
防府は途中だし行ってみよう!
ということになりました。
ポツポツと雨がそぼ降るお昼前に到着。
カサをさして参拝しました。
入り口両側にある大木が圧巻で、しばらくほえ~ほお~と(ややアホ面で)見て回りました。
国分寺とは,奈良時代に聖武天皇が日本の各地に国分尼寺とともに建立を命じた寺院。
お寺のパンフレットによると
元の建物は室町時代に焼失して現在残っている仁王門や金堂は江戸時代のものとのことでした。
駐車場そばには聖天堂もあって、熱心に拝んでいる方もおられました。
拝観料を払って建物(金堂)の中を見せていただくことにしました。
寺務所でお支払いを済ませると、中に係の者がいますよとのことで建物の中に入ると廊下に物販の担当の方がおられ、堂内を自由に見て回れました。
(堂内は撮影禁止)
展示の説明の放送が流れるのに耳を傾けながら、ご本尊の薬師如来様に手を合わせました。
お薬師さまは座像で、須弥壇に乗った高さ約2.5mの誠に堂々としたお姿。
目線をそろそろと上げてお顔を拝見すると
何だか・・・
とっても・・・
鋭い眼差し。
動かないはずの像の瞳がふっと巡らされ、堂内のちん入者(私たち)をじろっと見られているような感じがしました。
まるで
病魔がたちどころに癒えそうな眼差し・・・
テレビでは、このお薬師さまが左手に持たれている薬壺の中に本物の薬(五穀・丁子・菖蒲根・朝鮮人参など)が入っていたとのことで、その薬を再現したお茶も売られていました。
脇侍の流麗なお姿の日光菩薩像と月光菩薩像や、ご本尊を囲むように四方に置かれた2mあまりの四天王像に目を見張りながらゆっくり見て回りました。
これらの仏像を遠目で眺めてみると、動かないはずの像がゆらゆらと揺らめいているように見えて1人ドキドキしていました。
今日の予定がこれから控えているので、あまり参拝に時間をかけられなかったのが残念。
広島から遠くないしまた別の季節に参拝したいと思いました。
今度は防府天満宮も参拝出来ればと期するところです。
外に出ると、まだ雨がポツポツと降りしきっていました。
帰宅後、娘が
「実は朝から体調が良くなかった。
でも不思議なことがあって楽になったんよ。」
とのこと。
娘の話によると
帰宅途上の山陽自動車道を広島に向かって走行中の車中で、気分が悪いのをじっと我慢していると、左手に細い杖、右掌に壺のようなものを持った仏様が現れ、その後具合の悪さが消失したとのこと。
輪っかみたいな飾りが仏様の背後に観えたとのことで、私はお姿から多聞天さまかなあと。
周防国分寺のご本尊の北の位置に多聞天様のお像があったよと話すと娘はあまり覚えていないようでした。
国分寺の冊子を購入していたのでお像の写真を見せると
「この写真とは少し違うけど・・・」
もっとすらりとしたお姿だったと言うのです。
宝棒を持っていた手も右では無く左とのこと。
でも、直近で手を合わせたのは周防国分寺だけだし。
「よく分かんないけど、もう一度周防国分寺に参拝したい。
治していただいたお礼を申し上げたい。」
という娘の希望で、近々再度参拝に行くことになりそうです。
カメラに入りきらなかった入り口の大木。
重厚な仁王門。
金堂。
雨模様なので暗く見えます。
静かな境内。