今更ながら
そもそも神武天皇に興味をもったきっかけ。
今から5年前の夏に家族旅行で高知へ行きました。
古い屋敷を改装した旅館で、部屋に入ると出版年が昭和中頃の古事記が床の間に置いてありました。
聖書が置いてあるのはよくみるけど、「古事記」は初めて・・・
同じ年の、その2ヶ月前に突然神社にお詣りを始めた頃でもあり、見えない誰かさんからの指令で
「これで日本の神を勉強しろ」
ということかなと。
薄い冊子だったので一晩で読了しました。
内容が古典的な節回しで歌で始まって歌で終わる文章がほとんど。
登場人物同士の会話も歌になっていて、学生時代古典はあまり良い成績ではなかったし、読むのが大変でした。
その中に神武東遷の話がありました。
日向国(宮崎県)から兄弟4人が東の地大和国(奈良県)を目指すお話。
旅の途上でいろんな大冒険があり、兄たちが相次いで亡くなり、(古事記では比喩的な表現をされています)最後に残った神武天皇が、橿原の地で初代天皇として即位した・・・という内容です。
交通手段が今と違う時代、遠く見知らぬ土地へ旅経つということは、
二度と故郷は踏まない覚悟で出発されたのだろうなと思うぐらいで、その時は特に感慨も持ちませんでした。
実際の話かどうかも分からないし・・・
そして翌朝、宿の方に古事記の本のことをお話しすると
「まああ、そんな本置いてありましたかねえ・・・。」
?????
(まあ、いいでしょう)
旅行から帰った後のある夜
神武東遷って実際あったとしたらどうだったのだろうと思いながら眠りについたことがあります。
夢を見ました。
砂浜に白っぽい古代の服を着た老若男女が足の踏み場もないほどぎっしり集まっています。
女の人は結った頭にかんざしを挿している人も見えました。
泣いている人がたくさんいます。
大きな岩場には子供たちが鈴なりに乗っかってはしゃいでいます。
海には人が乗っている木製の舟(舳先もあってしっかりした造りに見えました)が何艘も浮かび、これから出立しようとしている様子。
このたくさんの人達は、舟で出発する人をお見送りに来ているようでした。
泣いているのは別れを惜しんでいたからでした。
朝早いのか白っぽい空で、遠くに大きな黒い鳥が旋回しているのが見えました。
海の波がザブンザブンと打ち寄せるところが目の前にクローズアップしてきたところで、目が覚めました。
神武東遷の出発時の様子を見た
目が覚めて、何の疑いもなく思いました。
何の根拠もなく
実際にあったこと
とも確信しました。
どうしてこの夢をみたのだろう・・・
神武天皇に興味を持ち始めたのは、その時からです。
目に見えない世界が見える方から
夫婦の守護霊さんが、神武天皇にお仕えしていた人物ということを教えていただいたのもこの頃です。
自分の過去生がいた(かもしれない)場所を巡りたい!と思うようになりました。
こうして、神武天皇に関連する場所を夫婦で巡るようになったのでした。
(夫はどこまで信じているのか分かりませんが)