先日子供達に夕食のメニューのリクエストを聞いていてふと、思いました。
自分は母親に「今日の夕飯何が食べたい?」と聞かれたことないなあ・・・
母親に「これ作って!」もない・・・
母は料理上手で、インスタントラーメンや惣菜で食事を済ませるなんて事はほとんどありませんでした。
365日、品数は少ないけれどいつも手作りのご飯でした。
が、正直
母のあの料理が食べたい
が私にはない。
実際「ああ、あれ、美味しかったなあ!」もない。
そもそも、母の味付けを私は全く受け継いでいない。
(母は濃いめの味付けでした)
今は認知症になり、料理も出来なくなった母ですが・・・
娘にこういった話をすると
「私はおばあちゃんの料理、美味しくてまた食べたいとかあるよ。
お母ちゃんは食事環境が悪かったんじゃない?
だから何食べても美味しいと思えなかったんじゃないかなあ。」
娘よ、鋭いな。
確かに実家の食事環境を思い出すと、威圧的で一方的で、口争いが多かった。
ということで、昨日シータヒーリングの勉強会でこの部分を掘り下げてクリアリングしてもらいました。
出てきた私が思い込んでいた言葉が
「両親に全く自分のことを理解してもらえなかった」
でした。
「母の料理に大した思い入れがない」
から導き出された言葉です。
私は両親を反面教師として、今の自分の家庭を築いてきたということも分りました。
(薄々分っていたけれど)
面白いですね。
姿かたちを変えて問題が浮上する。
両親に対するこのネガティブな思いをポジティブな内容に変えてダウンロードしてもらうという方法でこの問題をクリアリングしてもらいました。
このワークの最中に、私の脳裏に泣いている小さな女の子が観えました。
ああ、私だ
と思いました。
辛かったよね・・・
思わず涙が溢れてきました。
その子に「無条件の愛」をイメージでおくると
女の子は光に包まれて消えていきました。
それを観ながら
ひょっとしたら・・・この子は母でもあるのかもしれない
と思いました。
母も心に辛さを抱えていたのか・・・
その時
初めて、母に対して憐憫の情が湧いてきました。
親子2代の問題がこれで軽くなったろうか・・・
不思議なヒーリングのお話でした。