観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

秋の山に遊ぶ

カラッとした晴天が続く広島県南部。

 

昨日は秋の山を満喫しよう!と思い立ち、愛用の軽自動車で数時間のロングドライブに行ってきました。

 

今まで何度か行ったことのある、東広島市近郊の標高がそれほど高くない山を目指しました。

 

県道から山道に入って鼻歌交じりに車を走らせていると、前方10mぐらい先の道の真ん中にゆらりと動く黒い影が。

 

ひゃっ!!

(熊か?!)

 

と思ったら、小型の馬ぐらいの大きな野生の鹿でした。

 

立派な角、たてがみのようにどっしり生えた首回りの毛が何ともいえない威厳を放っていて、まるでシシ神さまのような雰囲気。

 

車をゆっくり前進させても臆することなく、堂々と道の真ん中に立ちはだかりこちらをじっと擬視しています。

 

この夏旅行先で出会った出雲地方の神社のトカゲといいカエルといい、なぜか近づいても動かない生き物によく出あいます。

 

とはいえ現実問題、トカゲやカエルと違ってこんな風格のある大きな鹿が道を通せんぼとなると・・・目指す山頂に行けません。

 

困ったな・・・

 

鋭い角が嫌でも目に入ります。

怖い・・・

 

そうだ!

シータヒーリングで習った、動物のハイヤーセルフに繋がるワークをやってみよう!

 

焦る気持ちを抑えつつゆっくり深呼吸。

習ったとおりに意識を上昇させるイメージで・・・鹿のハイヤーセルフを呼び出して・・・脳内に何やら映像が出てきたので話しかけてみました。

 

どうか、道から離れてください。車を通してもらえませんか・・・?

 

と言い終えるや否や、鹿がのっそりとそばの木々の中に入っていくのが見えました。

 

ワークのおかげかたまたまか分りませんが、ホッとしてとにかく車をゆっくり発進させながら、鹿が移動したとおぼしき場所に目を向けると、

 

なんと

 

2mも離れていないところで、鹿がじっとこちらを見ている事に気がついてビックリ!

 

何というか・・・

物珍しそうに私を眺めている感じ。

 

一瞬動物園の動物になったかのような錯覚に陥りながら、その見事な角を目にして

 

いびせえ~~広島弁で恐ろしいの意)

 

と思いつつ通り過ぎました。

 

勇敢にも鹿に向かって手を振ってもみました。

 

ドキドキしながら車を走らせ山頂に近いところに車を停め、そこから歩いて10分ほどのゆるい斜面を歩いて山頂へ。

 

しばし山の空気と景色を楽しんでから山を下りました。

 

帰り道にはもうあの雄鹿は見当たりませんでした。

 

あんなに静止していたのに、写真撮れば良かったなあ!

 

山頂付近の様子。

 

ミヤギノハギが至る所で咲いていました。

 

帰る途中、ネットで見つけたカフェ併設の服や雑貨を扱う素敵なお店にいってみました。

 

許可をいただいて撮影。

フェルメールの絵のような雰囲気のお店の一角。

 

お冷やはおままごとのような小さなガラスのコップに入って。

コースターも可愛い。

 

こんな素敵な器に入ったスイーツセット。

コーヒーは大きめのマグでたっぷりと。

クリームがしっとりとして絶妙な美味しさのシフォンケーキ。

鹿との対決で動揺していた心を落ち着かせてくれました。

 

年内で閉店されるとのこと。

もっと早くに出会いたかった!!

心が静かに癒やされる・・・素敵なお店でした。