観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

朝の散歩で想うこと

広島カープ関係のブログをちらちらのぞきに行く中で

 

「坂倉選手の趣味は朝の散歩」

 

ということを知りました。

 

入団会見時の記事を検索して

 

「朝の散歩で四季折々の季節を感じながら生活している」との内容を目にして

 

へええ~~

 

若いのになかなか渋いなあと感心しました。

 

 

坂倉君の2倍以上の年齢の私も、彼にあやかろうと昨日の朝、5時に目が覚めたので一つ近所を巡ってみましょうと歩くことにしました。

 

梅雨の雨模様の雲が広がっていましたが、早朝の爽やかな空気の中薄明るい天気はとても気持ちが落ち着きます。

 

田舎なので自然はあふれんばかり。

 

庭に出ると紫陽花が黄昏れて咲いていました。

そろそろ花も終わるころ。

 

そばによってしゃがんでじっくり眺めてみました。

 

こんな小さな花が集まって咲いているとは・・と今更ながらの気づき。

 

庭の門から出て誰もいない道を見渡しながら、以前は無かった木が植林されていることなどを発見しました。

 

紫陽花が咲き乱れる並木道を過ぎて海辺の道路に出ると、在りし日、小さかった頃の子供達と貝掘りをした夏の日を思い出しました。

 

子供達二人とも本当に可愛かったなあ・・・。

 

 

だんだん東の空が明るくなってきた頃家に着きました。

 

澄んだ空気の中を歩いたせいかとてもリフレッシュして気分が良いです。

 

ふと

 

小学校や幼稚園が休みになる日曜日(当時は土曜日も授業がありました)、次兄に起こされて一緒に朝早くに散歩するのが楽しみだったことを思い出しました。

 

近所の公園へ朝一番にセミが鳴き始めるのを見に行って、耳をつんざくような鳴き声に2人とも目を丸くしてびっくりしたっけ・・・

 

稲に似た背の高い草が両側にたなびく土の道を、細長い葉っぱに手をとられながら朝の風に吹かれながら歩いたり

道路の上に大の字に寝転んだり・・・

(当時は今ほど車が走っていませんでした)

 

その頃は広島市内の外れに住んでいて、レンゲの咲く田んぼやザリガニがたくさん採れる川が近所にありました。

 

レンゲの花の咲く頃、毎日のように摘みに通っていました。

休みの日は1人でずっと朝からレンゲ畑で遊んでいました。

(その頃から独り好き)

 

私の「蓮花」というハンドル名は大好きなこの花の名前からいただいています。

 

あのような一面真っ赤なレンゲが咲いている畑を今、目にすることはありません。

 

 

あの田んぼは宅地になってしまって、土の道は舗装されてしまったし、川は今もあるのだろうか・・・

 

 

目の前の自然を眺めつつ、忘れかけていた幼き日の景色を色鮮やかにそしてちょっぴり切なく、思い出したのでした。