観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

お釈迦様と同時代の人生

神社の神様のお話をよくブログに載せている私ですが、実は仏縁にも浅からぬものがあります。

今日はそのお話。

 

小さい頃、裕福な家庭ではありませんでしたが、本は割と自由に買ってもらえました。

 

小学二年生の誕生日に好きな本を買ってあげると親に言われ、近所の本屋さんで買ってもらったのが

 

『 おしゃかさま 』

 

小学生向けの伝記本でした。

そらで物語の展開を言えるほどに繰り返し繰り返し読みました。

 

そして

 

 

その本を選んだのは偶然では無かったということが大人になってから分かりました。

 

 

自分の過去生がチラチラ脳裏に映像が見えたり、シータヒーリングを習ってもっと詳しく調べたりして分かったのが

 

 

お釈迦様がご存命の時代に生きていた過去生がある

 

 

ということでした。

 

ここからは、私が観た当時の過去生のお話です。

 

 

インドには古代から続くカースト制(と学校で習った)身分制度があります。

 

私の過去生さんは若い男性で、最下層の身分でした。

加えて、非常に貧しく身よりもいない境遇。

生きること自体大変な人生でした。

 

 

ブッダ(お釈迦様)の噂は当時通信手段が今ほど無かった時代でしたが、風の噂で遠く離れた土地まで伝わり、来られるというだけでものすごい大騒ぎでした。

 

 

過去生さんは、ブッダのことは漏れ聞こえる噂で知っていました。

 

 

全ての苦しみから逃れられる方法を知っている覚者(ブッダ)という方、是非一度その方を見、お話を聞きたいものだ・・・

 

 

けれど、彼は人が集まる場所へ並んで座ることもためらうほどの身分でした。

カースト制度のことは詳しく分かりませんが、超感覚(脳波をθ波にする)で観た感じでは、集会に参加するのもはばかれる立場のように観えました。)

 

やがて、ブッダが過去生さんの住んでいる町に来られると言う噂が、風の便りに伝わってきました。

町の有力者が、お説教用の屋敷を建て、ブッダのために寄進するとのことでした。

 

大勢の弟子を連れて、ついにブッダが町にやってきました。

(町を挙げてものすごいフィーバーぶりが観えました)

 

用意された屋敷に留まり、説教が始まるとの噂を耳にし、いてもたってもいられない過去生さんも見に行ったのでした。

 

が、表口からは入れず、こっそりまぎれこんだ部屋の壁のすきまからそっと眺めては、とぎれとぎれにブッダのお話を聞くのがやっとでした。

(お説教は暗くて明かりが灯されていたので夜だったみたい)

 

 

でも、彼にとってはもうそれだけで至福でした。

 

 

超感覚で観たブッダは非常に背が高く、とても痩せていました。

姿勢がとてもよくて、映画「リトル・ブッダ」のキアヌ・リーブスが演じるブッダの感じ。

(お顔は違うけど)

 

そして、体から光が波状に放たれているように観えました。

歩くと光ごと動くような。

遠くからでもブッダその人とすぐ分かったと思います。

(超感覚で観るとぼんやりとした感じで観えます)

 

 

実は,今こうして書くだけでも畏れ多いというか、涙がこみ上げてきます。

当時の私(過去生)にとって、ブッダは雲の上というよりお月様いやそれ以上。

 

 

これ以上ない尊いお方。

目にするのもためらわれる。

 

 

そんな存在だったようです。

 

 

苦しみ多い人生でしたが、ブッダにお会いしてからは、過去生さんは生涯心安らかに過ごせたようです。

 

 

最後に過去生さんの重要な場面を観にいきました。

 

 

原っぱで両手いっぱいに花を摘んでいる様子が観えました。

何をしているのか超感覚で追っていくと、その花を近くの川の流れに投げ入れていました。

 

 

ブッダが遠く離れた場所で涅槃に入られたことを風の便りで知り、彼の出来る精一杯の弔いを野の花に託したのでした。

 

 

 

 

たまにはこんなお話を。