娘の第三の目がパカンと開いたのは、ちょうど大学受験を控えていた3年前の9月中旬の夜更けのことでした。
突然娘が
「お母ちゃんのそばに男の人がおる!あの人じゃ“!」
と叫びました。
怖すぎるよ、そのワード。
のはずですが、実は全然怖くありませんでした。
気配はもう何年も前からあったし。
さかのぼること2年前のある朝、庭で朝日を浴びながらヨガをしていると、(自然あふれる田舎なので)声が聴こえていたからです。
臆せずに前に進め・・・
忘れてはならない・・・
勇気を持ちなさい・・・
最初は怖くて、耳を塞いで家に入っていたのですが、
(聞こえていたのは朝のその時間のみ)
意を決して次の日その声に尋ねてみました。
あなたは、どなたですか?
わたしはあなたを守護するものである・・・
声はいつの間にか聞こえなくなったけれど、いつも見守られている感はありました。
もしかして、変なものに憑依されているのか、分かる方に聴いてみたところ、
「ご守護の方ですね。」
でした。
やっぱりそうだったか・・・
その時ぐらいから、何かに導かれるようにいろんなことが目の前に急に起こり始めました。
それまで手を合わせたこともなかった寺社仏閣に突然行きたくなって行ってしまう。
見えない世界を理解している人に次から次に出会う。
そういう人から
「守護の人が『何を迷っている、前に進め』と言われていますよ。」と言われたり・・・
自分の過去生のいろんな景色が観え始めたのもこの頃です。
なので、娘が小さい頃から私に重なって見えていた守護霊である過去生の男性、その方が娘を通して存在を現わしたとき、びっくりしたけれど(かなり)、怖くはありませんでした。
その時に娘が言いました。
「お母ちゃんがあんまり自分に自信がないから守護の人が出てこられたんよ。
お願いだから!自身を持って!」
私の自尊心の低さは自覚がありました。
小さい頃母親から叱られるとき、いつも私の存在自体全否定する語句を使われていたので。
あれは叱るんじゃなくて、日々のストレスをぶつけていただけだったと、今親の立場になって分かりました。
子供が子供を育てていた。
母親とは最近大バトルして謝ってもらいました。
90近い親を怒鳴りつける私って・・・
(母も負けていませんでしたが)
儒教の国じゃ考えられないだろうな。
この辺の話も深い内容があるので、いつかお話出来ればと思います。
それにしても、この世とあの世が一体となって説得される私ってどんだけ・・・
娘はほかにも、
「わたしがこうなったのは、お母ちゃんのためなんじゃけえね。期間限定だから。
そのうちこの力は使えなくなるんよ。」
「こんな役回り嫌じゃ!」
と文句も言っていました。
文句を言われてもなあ。。。
気持ちも分かるけど。
当時娘は高校三年生。
親として娘にはとにかく大学受験に集中して欲しいと思いました。
面白すぎる状態の娘でしたが。