3月のある日、広島県廿日市在住の長年お世話になっている方からお習字を習いませんかとお誘いいただきました。
お習字なんて、高校の選択科目で習って以来やってないなあ・・・
字が綺麗にかけたらうれしいかも!
まずは体験で参加することに。
場所はその方の自宅です。
廿日市市は結婚当初から長子である娘と4学年下の息子が生まれるまでの数年間住んでいた場所。
懐かしさもあって、お習字のお稽古が終わってふらっと歩き回ることにしました。
住んでいた場所のすぐ近くに城跡を公園にした場所があって、娘が赤ちゃんの頃たびたび散歩に連れて行ったことを思い出しました。
そこを目指して歩くうちに、懐かしい町並みを目にして、育児に奮闘していた若かりし頃の自分の姿が脳裏に浮かんできました。
乳母車を必死の形相で押していただろう自分の姿がまるで昨日のことのようです。
公園のベンチでむずがる娘をあやしつつおむつを替えたこともあったっけ。
あの時はこっちまで泣きそうだった・・・
もっと肩の力を抜いた育児が出来たら良かったのになあ・・・
一瞬目を閉じて目を開けると、当時の自分が薄くなって空に溶けていくような気がしました。
お稽古があった廿日市駅周辺からしばらく歩いて、桜尾城跡 桂公園に到着。
元は鎌倉時代から続く古いお城の跡で、戦国時代は毛利家の家臣桂元澄が入城し、厳島合戦の後方支援に携わったとのこと。
兵どもが夢の後
今は住宅街の中の公園として静かな佇まいを見せています。
ブランコやベンチ・・・公園のあちこちに残る娘と遊んだ思い出の場所たちに心の中で挨拶とお別れを言いながら、公園を後にしました。
公園入り口
桜の木がいっぱい!
桜の季節が楽しみです
誰もいない公園
時間にもよるのでしょうか・・・
公園内の記念碑
日露戦争時の内閣総理大臣 桂太郎さんは元澄公のご子孫なのですね
公園横の道から撮影
元城郭の雰囲気があります