観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

家事について考えたこと

夫は家の前の畑や近くの山で野菜や果物を作っています。

 

採れた果物をひょんなご縁で、我が家の近所にあるカフェで売ってもらえることになりました。

 

昨日もお店が開いてすぐに果物を搬入に行き、ついでに美味しいコーヒーをいただくことに。

 

焼き菓子も何種類かの中からチョイス。

 

寒さでかじかんだ手でコーヒーカップを包むと、段々と掌が温かくなってきて心までホッとくつろいでくるようです。

 

このカフェは島はもちろん近隣でも評判で、日々多くのお客さんが来られます。

 

私がお店にいたときもコーヒー豆や軽食のオーダーが次々に入りました。

 

オーナーのご主人が

 

「さあ、仕事!仕事!」

 

とつぶやかれているのを耳にして

 

私、専業主婦で仕事してなくて・・・

 

と言うと

 

「何言ってんですか。

 家事を仕事で換算すると年間300万円から400万円の仕事になるそうですよ!

 子育ても入るとそれ以上。

 大変なんですから。」

 

なるほど・・・

ハウスキーパーを雇って同様の家事をやってもらうとなると,確かに。

 

こりゃ、失礼しました。

考えが足りませんでした。

 

じゃあ、家事をしてもらってる側が

『誰の金で食わせてもらってると思ってんだ!』

なんてこと言っちゃいけませんね。

 

と私が続けて言うと

 

「そういうこと。

 じゃあ、この食事、洗濯や掃除に買い物、その他町内会の事、子供の行事関係、全部やってみ!てことですよ。」

 

ふむふむ。

 

私は我が夫が

 

「誰のおかげで食わせてもらってると思ってんだ!。」

 

と言ったとしたらどうかなあと想像してみました。

 

たぶん私が激高して仁王立ちで(プラス夜叉の形相で)

(※画像はお借りしました)

 

じゃあ、今からあなたが生活のこと全部やってちょうだい!

掃除洗濯炊事、息子の毎朝のお弁当作りもあるんだからね。

それに町内会の対応や日々のゴミ出しに猫の世話。

 

全部よ!

 

と啖呵切るだろうなあ・・・

 

家出もするかなあ・・・

 

いろいろ空想しました。

 

お皿に残ったお菓子をほおばりつつコーヒーを飲み干し、お礼を言ってお店を出ました。

 

お給料はないけど時にカフェに行けたり、趣味の刺しゅうを自由に刺したり・・・まあこれはこれで。

 

ちょっと自分の気持ちが軽くなったような気がしました。