今月開催予定の地元のお祭りの準備をしていく中で、前回5年前のお世話をしたときと同じような苦情を今回も耳にしました。
「ちゃんとサイズを確認してから雪駄や足袋を注文してくださいと言ってるのに、注文通り届いたら『履けない』『かかとがはみ出て痛い』とか文句言ってくる保護者がいて困る。」
とか
『そういうものだと説明しても日本語が通じない~!!』
とか。
私も経験したなあ・・・と懐かしく思い出しました。
衣装や手甲のサイズに文句を言われ説明しても拉致があかず、言われたとおりのサイズを取り寄せてもまだ文句が消えず、最終的に元の状態に戻ったということがありました。
その時は怒りを押し殺して対応しましたが、今になって考えると
これって、明治の初め頃いきなり和装から洋装を始めたときも似たような事があったんじゃなかろうか・・・
と思い至ります。
ズボンの幅が靴下のサイズがドレスやブラウスの丈が・・・とかいろいろ具合のうまくいかないこと、あったろうなあ。
額に青筋作りながら癇癪を爆発させつつ洋装に慣れていったろう先人を思います。
今は、ぐるっと回って逆のパターンというか。
こういったことを面白いなと思うのは引いて見るからであって、当事者としたら降ってきた災難のようなもの。
人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。
そして、5年前同じお祭りの作業で家族に愚痴をこぼしまくった日々を思い起こします。
何もかも自分の思い通りにしないと気が済まなくて、しかも欲しいものが都合良く天から降ってくるとか自動で目の前に出てくるのが当然と思ってる人が、世の中にはいるということを初めて知ったよ!
吠えてました・・・
5年前のきりきり舞いしながら作業したことを思い出しつつ、今こうして愚痴を聞くのも何かのご縁かと感慨深いです。
名前が分らない花が咲きました。
行きつけの美容院の方からいただいて、土に刺したら元気に育ってくれました。