観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

お祭りに想う感謝なこと

地元で地域毎の持ち回りで五年ぶりに開催される八幡神社の例祭が秋に行われます。

 

そのための1ヶ月間にわたる舞稽古が始まりました。

 

3年前に閉園になった保育所の建物を利用して月~土の夜、約2時間のお稽古です。

 

息子が同級生と雄獅子の舞手で、私も娘はお囃子の笛で参加します。

夫も仕事から早めに帰ってきて、一家総出で行きました。

 

私と娘は太鼓の楽打ちや舞の稽古の邪魔にならないよう2階の空いた部屋で他の人と併せて篠笛の練習をしました。

 

一階の元は園児の集会室だった部屋で練習する息子を夫が見学。

 

太鼓や笛の音を耳にすると5年前のことを思い出しました。

 

私は5年前、太鼓を叩く楽打ちの児童のお世話をメインに参加しました。

当時は毎日の作業に加え、クレーム対応に次から次に舞い込むアクシデント対応などなど、実はあまりいい心持ちで過ごせてませんでした・・・

 

それにもかかわらず、当時の関係者の方々が皆覚えていてくださり、今回次々声を掛けてくださったのは非常に嬉しかった。

 

いつも眉間にしわを寄せていただろう5年前の自分を思い出し、少々恥ずかしい・・・

 

でも、あの時何とか乗り越えて良かった。

今回も恐る恐る参加したけど本当に良かった。

 

心からそう思いました。

 

「弱い繋がりが多い人ほど精神的にタフになれる」

 

だったか少し言葉が違うかもしれませんが、そんな意味の記事を何年も前の新聞で目にしたことがあります。

 

深い関わりでもないし繋がりでもない、地域のちょっとした会合での挨拶や声かけ、通りすがりの人の笑顔やお店の人のちょっとしたナイスな対応など・・・・

 

そんな関わりが多いほど心の栄養になるのでは、とこの度のことで実感しました。

 

仏教用語和顔施という言葉もあります。

 

相手に笑顔を施すことが徳になるという考え方。

 

ということは、私は何か善きものを施していただいたのでしょうか。

心がふっくらと膨らむ感じがしますから。

 

まだまだ続く稽古の日々。

とにかく無事に安全に例祭その他関連行事が行われ、皆笑顔で終われますように!