旅館の駐車場に停めた車に乗り込む際夫が急に
「八重垣神社に行きたい。」
と言い出しました。
私は遠い昔の20代で母と長兄の3人でお詣りし、鏡池も行きました。
だのに・・・
行きたいアンテナが・・・
なぜか今日の私には立ちません。
でも
夫が行きたがっているので行くことに。
車を走らせている途中、道の横に
国宝 神魂神社
という大きな看板が目に入りました。
ビビビっときました。
お父ちゃん、こちらの神社お詣りしよう!
急ぎ転回してもらって(このときは夫が運転手)参道入り口近くの駐車場に車を停めて参拝しました。
大きな石造りの階段をのぼり、緑のこけに覆われた風情ある手水舎で手を清めました。
ひしゃくも竹のお手製のようで何とも情趣があります。
こういうの大好き・・・
階段を登りきると目の前にバーンと拝殿が。
その後にそびえるというか、まさにそういう形容がぴったりな本殿があります。
この本殿は室町時代に創建され、国宝に指定されています。
その威容に圧倒されてしばらくぽかんと口を開けたままでした。
(さぞかし、○ホ面だったことでしょう)
神魂神社について↓
日本の創世神である、伊弉冊大神(いざなみのおおかみ)を主祭神とし、伊弉諾大神(いざなきのおおかみ)を合祀しています。
本殿は現存する大社造の社殿のうち最も古いといわれ、国宝に指定されています。社殿は一見白木造りのようですが、元々は彩色されていたといわれ、本殿内陣には極彩色の壁画があります。
島根県公式観光サイト より(抜粋)
我にかえって、拝殿でまずご挨拶。
このとき時刻は昼前近く、私は暑さでやや動きが鈍くなっていました。
一方夫は元気よく境内をもりもり巡りきちんと境内社に手を合わせていました。
かつては、あんなに現実主義だった夫のこの姿を見るとつくづくこの人も変わったなあと思います
私は暑さのダメージであまりゆっくり出来ず、神魂神社を後にすることに。
なぜか夫はやけに元気よくタッタと先に石の階段を降りていき下で待っていてくれました。
私は一歩一歩階段を降りていき、途中アマガエルがぴょんと足下から跳びだしてきて
ひゃっ!
とびっくり。
アマガエルはなぜか目の前の石段にちょこなんと座り動きません。
出雲国のは虫類、両生類は人を前にしても動じないのか・・・?
フラッシュをたいてスマホで写しましたが、やはり動かない。
ううむ、只者ではない。
恐れ入りました!
とバイバイと手を降りその場を後にしました。
私はややふらつき気味に階段を降りながら、途中でもう一度本殿とおぼしき方向へ向かって手を合わせてご挨拶をしました。
すると
脳内にりんとしたお声が響き渡りました。
夫婦○○○・・・と心得よ!
は?!
その時なぜか下に目線が動き、右のスニーカーの紐がふわりとほどけているのを見つけました。
(階段の途中だったし、そのまま歩いていると危なかったかも)
と同時に目の前の木からひらりひらりと大きな葉っぱが落ちてきました。
その向こうには夫がこちらを心配そうに伺う顔が見えます。
明らかにメッセージ性のある事象。
夫婦・・・何だろう?
聴き取れなかった・・・
暑さでややふらつきながら靴紐を結びなおし、夫の元へ急ぎました。
車に乗り込み、急いで水分補給しつつ今聴こえたお言葉を考えたけれど暑さでふらつく頭では何も思い浮かびません。
ネットで右の靴紐がほどける意味を調べるとパートナーとの関係を表しているとのことだったので、確かにそうかもしれないと思いました。
後日、家に帰ってぼんやりしていると
夫婦心一つの参拝と心得よ。
スルスルと脳内に再生されました。
(神社で言われたメッセージが後で脳内再生されて分かったりします)
神魂神社の境内社を夫1人が参拝したことを言われているのか・・・
それに加え
私は単独行動が好きで1人であちこち寺社仏閣を巡ってばかりいるのをあるときのヒーリングの勉強会で
「1人じゃなくて旦那さんと一緒に行った方が神様喜ばれるよ。」
と先生にリーディングしていただいたことも思い出しました。
どちらにしろ
夫婦ともに手を合わせよ。
という意味なのかな。
やはり独りはいかんのか・・・
神魂神社の神様にもリーディングと同様のお言葉をいただくとは・・・
これは本当に是非も無し。
トホホ・・・
一泊二日の旅にしてはいろんなことがあって、まだもう少し続きます。
神魂神社 ご由緒
手水舎。竹の柄杓が良い感じ。
さらにこの大きな石段を登ったところに拝殿があります。
国宝の本殿。
近くに寄ると大きくて迫力があります。
全身に浴びるフラッシュにも動じないアマガエル。
心の師匠と呼ばせてください・・・
最後に鳥居を振り返ってパシャリ。
奥に見える真ん中辺りで手を合わせていると靴紐がほどけていました。