観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

我が家の黒猫くん  7

黒猫くんを褒める記事を上げた矢先、昨日事件が起りました。

 

 

家族を送り出して掃除を始め、陽が出ていたのでリビングのマットを干そうと玄関を鍵をかけずに閉めていたところ、黒猫くんが引き戸の玄関を開けて外へ出たのです。

(黒猫くんは引き戸なら自分で開けられます。)

 

 

マットを干して振り返ると黒猫くんが外に出てこちらを見ていました。

 

慌てて捕まえようと体を捉えて地面に寝かせると

 

今まで見たことも無い形相で

 

シャーーーー!!!

 

本気で引っ掻くわ噛みつくわ。

 

私の腕が血だらけになりシャツにも飛び散りました。

 

あまりの痛さに手を離すと飛ぶように走り去っていきました。

 

家猫なのでたまにしか爪を切っていなかったので、掌のあちこちに刺さって、特に深く刺さった左の親指がみるみる腫れ上がっていきました。

 

傷を見ながら涙が出ました。

 

ああ、なんでこんなことに・・・

 

傷を洗ったり、腫れている箇所は冷やすなどして応急処置をしました。

 

その後

 

時折探しに出ても応答は無く、

 

ままよ!

 

とふてくされて

 

帰らんかったらそれでもええわ!

 

とやけくそになっていました。

 

 

2時間後大人しくなって帰ってきました。

 

あんたのせいでこんなになったんよ!

 

と傷を見せると鼻をくんくんとつけてペロッとしたり・・・

 

「反省しております。」

 

とでも言うように・・・

 

その後馴染みの配達業者さんにも怒られ、すっかりしょげきった黒猫くん。

 

 

面白いことに家の中で私が移動する場所へついて歩き、頭をもたげて寝そべってじっと私を見つめるのです。

 

 

家族が帰ってからひとしきり嘆いた後、息子に

 

「もう済んだことじゃ。これから出さんように気をつけりゃええよ。」

 

と言われました。

 

そうね、もうグダグダ言うまい。

 

私をじっと見つめ続ける黒猫くんの頭をそっとなでてやりました。

 

 

やっぱり出たいのか、玄関を見つめる今朝の黒猫くん。

反省の色が出てるような・・・