津和野藩の最後の藩主は名君と言われた亀井茲監(かめいこれみ)。
明治政府の廃藩置県に恭順し、居城の破却を真っ先に断行したそうです。
いろんな意図や思いがあっただろうことが推察されます。
私的に、明治政府にこれ以上の関与や嫌がらせをされないようにとの意図かなと。。。
茲監はその後50年ほどして、藩の絵師だった栗本里治(くりもとさとはる)に城や城下町の日々を100枚描くように命じました。
津和野駅を過ぎてすぐのところにこの絵のレプリカががたくさん飾ってあります。
最初一体何の絵だろうと思いましたが、日本遺産センターに入って説明をお聞きして判明。
絵も一部展示されていました。
当時の情景が生き生きと描かれていて、写真も無かっただろうにすごい記憶力だなあと驚きました。
率先して居城を破却しながらも、過日の日々を絵に残そうとした最後の藩主の心に思いを馳せると胸に迫るものがあります。
歴史を知ると旅もまた楽し。
「津和野百景図」から
(日本遺産センターのHPからお借りしました)
流鏑馬神事の様子。これから始まるところでしょうか。
毎年4月の第一日曜に行われるそうで、いつか見たい!と思いました。
有名な鷺舞。
細かく描写されています。
藩主の奥方様の行列。
江戸から帰国された際の描写だそうです。