この夏に父が入院し無事退院したと思ったら、秋に入って今度は、施設に入所中の母が低酸素状態になって施設提携の病院に入院。
認知症でほとんど寝たきり状態の母ですが、徐々に持ち直してきて退院の話が出始めてホッとした今日この頃。
気分転換を兼ねて1人旅をすることにしました。
行き先は、今年の一月に参加したチャリティーバザーで知り合った方(Mさん)の住む神奈川県藤沢市とお隣の鎌倉市。
Mさんとは、バザー出品のため広島に来られた際、仲良くなりました。
今回の旅程は2泊3日で、最終日の3日目はMさんと別れて東京に寄ってから広島に帰ることに決めました。
東京は、ずいぶん前に願をかけたことを叶えていただいた寺社があるため、数年ぶりのお礼参りです。
(今から思うと、なんで広島から遠く離れた東京で願をかけたかなあ・・・)
関東は今までの人生で数えるほどしか行ったことがなく・・・というのも私の守護の方(けっこう攻めで関わってくる)から
「お前は東にあまり行くな。」
と止められていた場所。
この場合東というのは、近畿地方から東方面を指しています。
今まで
出張や家族の用事で東方面へごくたま~に行くことはありましたが、旅行として行くことは全くありませんでした。
先ほどの理由の他には
私の両親は瀬戸内海に浮かぶ島育ち。
ルーツは島にあると聞いていたせいもあります。
もしかするとそこは・・・源平合戦で敗れた平家軍が、壇ノ浦に逃げる途中に立ち寄った島の一つである可能性はある。
平家の落人が何人か島に住み着いたかもしれない。
私には落人のDNAが多少なりとも入っているかも。
確かめたことはありませんが、小さな頃からいやというほど平清盛公はじめ平家一門が深く尊崇した厳島(宮島)に連れて行かれ、今もそれでは足りぬかのように度々参詣しているし
今私が住んでいる場所は音戸の瀬戸の目と鼻の先。
買い物やドライブの度に必ず通る場所です。
音戸の瀬戸は清盛さん(こちらの地域ではこう呼んでおります)肝いりで、日宋交易の航路として掘削した場所。
神戸の大輪田泊(おおわだのとまり)修築といい
物流の重要性をあの時代誰よりも理解していたのは、清盛さんだったのではなかろうか
と私は捉えています。
とにかく
私という人間は、平家に関することは十分に馴染んでいることは確か。
今回東方面というだけでなく
源氏の本拠地である鎌倉へ行くことになってしまった・・・
もし行けなくなったら,止められてるってことだよね
と思いつつ、何の妨害もなく出発日を迎えました。
(大げさに捉えすぎ?!)
出発した1日目は雲がほとんど無い温かな日本晴れ。
乗っている新幹線からは稜線くっきりと富士山がよく見えました。

幸先いいぞ・・・
と思いながら、新幹線の新横浜~横浜駅~藤沢駅と乗継ぎながら移動しました。
途中の横浜駅では迷ってしまい駅員さんにホームを聞いたりしながら乗継いで、Mさんと待ち合わせの藤沢駅で無事合流。
久しぶりに会うMさんは、相変わらず輝くような笑顔で出迎えてくださいました。
駅近辺に予約しておいたホテルに荷物を預け、まずは藤沢市の観光名所の一つ
ご祭神は、天照大神あまてらすおおみかみが須佐之男命すさのおのみことと誓約された時に生まれた神で、三姉妹の女神様です。
・奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
・中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)
・辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)
この三女神を江島大神と称しています。古くは江島明神(えのしまみょうじん)と呼ばれていましたが、仏教との習合によって、弁財天女とされ、江島弁財天として信仰されるに至り、 海の神、水の神の他に、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神として、今日まで仰がれています。福岡の宗像大社や、広島の厳島神社と御同神でもあられます。
(江島神社HPより)
藤沢駅から私鉄の線路で最寄りの駅で降り、そこからは徒歩で向いました。
その前にまず腹ごしらえ。
風がびゅうびゅう唸るように吹きつける中、紅茶専門のカフェで軽くランチ。
Mさんは食べきれないと残されましたが、私は遠い東の地への旅行の緊張と、アドレナリンが出ていたせいか完食。
カフェを出て、賑やかな参道を山手の方へどんどん歩き、エスカレーターに乗ったりして、辺津宮に到着。
境内はたくさんの人で賑わっています。
拝殿の方へ向って歩くと
あれれ・・・
頭が左方向に引っ張られます。
あの・・・こっちに引っ張られるのですけど、何かあるんですかねえ?
Mさんは不思議そうな表情をしつつ
「まずは参拝しましょう」
と拝殿で手を合わせました。
手を合わせてご挨拶してから、私は実家用にお守りを購入してまずは右奥に進んでみましたが、行き止まりでした。
左に向って戻ると八角形の奉安殿というお堂が目に入りました。
拝観料を支払って中に入れるようになっています。
Mさんも行ったことがないとのことで、拝観することに。
外は賑わっていますが、小さなお堂の中は私たち以外誰もおらずしんと静まりかえっています。
ガラスごしに弁天様が二体おられ、一体は着衣の八臂弁財天(はっぴばんざいてん)さま、もう一体は真っ白な裸のお姿の妙音弁財天さま。
このお二方が何というか・・・生きているようで、特に妙音弁財天様の目がキラキラと輝きこちらをじっとご覧になっているように見えます。
白く輝くような妙音弁財天さまをじい~と眺めつつ手を合わせていると
願いはないのか?
ヒョイッと頭の中に聞こえてきました。
え・・・あ・・・あの・・・こちらの弁財天さまが「願いはないのか?」と言われてます。
Mさんは直感がするどく、この手の話は大丈夫な方なのでお話ししてみました。
「お願い?はい!」
といってMさんはゴニョゴニョと何かつぶやきつつ手を合わせました。
すると
「それだけか?欲が無いのう・・・」
と聞こえてきたのでMさんにそれもお伝えました。
「ホホホホホ・・・・」
と妙音弁財天さまが今度は笑っておられます
と言うようにほぼ同時通訳のようにMさんにお伝えして、何だか私もぼお~としてきました。
Mさんは
「ほら、あそこ!弁天様のシルエットが動いてる・・・」
とガラス越しに見える影をさして目を丸くしていました。
この妙音弁財天さまはMさんばかりじっとご覧になられているようで、私と立つ位置を変わってみてもMさんに視線が動いているように見えました。
ウソかマコトかは別にして、このお堂の中はそんな気持ちにさせる不思議な空間でした。
Mさんは弁財天さまに気に入られている気がして
こちらのお堂にちょくちょく来られるときっと弁財天さまが喜ばれると思いますよ
とお話しました。
Mさんは、江島神社には来たことが何度かあるけれど、このお堂には初めて入ったとのこと。
お堂に入らずとも、弁財天さまはMさんを以前から気にかけておられたのかもしれません。
Mさんを想う弁財天さまとMさんを仲立ちできたみたいで、何だかほっこりと嬉しくなりました。
この後はずいぶん歩き回ってくたびれたので、カフェのある場所でジェラートを食べながら相模湾を一望できる場所で一休み。
海をはさんで遠くに富士山のシルエットがくっきり浮かんでいます。
たくさんの人がスマホで写真を撮りながら
「富士山が見える!」
「来た甲斐があったねえ!」
「良いことあるかなあ・・・」
と口々に喜びの声を上げていました。
中には涙ぐんでいる人も・・・
姿を見せるだけで富士山にはこんなにも気持ちを高揚させる力があるのか・・・
私も目に焼付けるように富士山を眺めました。

遠くにくっきりと富士山のシルエットが・・・

夕陽が沈む相模湾
だんだん薄暗くなってきたので、山を下りることにしました。
途中断崖絶壁の場所があって、海からの吹き上げる風が実に心地よかったです。
とても雰囲気のある場所でした。
(もしかして名所かもしれないけど・・・)
また私鉄の電車に乗って藤沢駅まで戻り、もう真っ暗になっていたので明日の待ち合わせの時間と場所を決めてMさんと分かれました。
クタクタだったのでホテルに入りチェックインし、部屋に入って熱いお茶を入れて参道で買ったお饅頭で一服することにしました。
お昼が遅かったし、興奮しているせいか全くお腹が空かず、この日はお茶とお饅頭が夕食になりました。
少し休んでからホテルを出て、Mさんに教えてもらった駅近くの大きな本屋さんへ行くことにしました。
藤沢駅周辺はデパートやお店がたくさんあって本当に賑やかで便利!
本屋さんでは見て回るだけで何も買わずに出て、少し周辺を歩いてからホテルに戻りました。
お風呂にお湯をためてはいったところ、温泉のような温まり具合で驚きました。
お水も美味しいし、どこの水系なのだろうと思ったけれど疲労で頭がもうあまり回らなくなっています。
枕が違うのが気になって寝付きはよくなかったけれど、無事1日を終えられたことに感謝しつつ眠りにつきました。