エッセイスト森下典子さんのご著書
「前世への冒険 ~ルネサンスの天才彫刻家を追って」(光文社)
はご自分の過去生を森下さんが探っていくお話。
(面白くて一気読みしました)
過去世を見ることが出来るという人から、森下さんの過去生の一つはルネッサンス時代のイタリアの天才彫刻家と指摘され、半信半疑ながらも現地に赴きいろんな発見や経験をすることが語られています。
今回
過去生を辿る旅に私も行くことにしました。
それは
「あなた(の過去生)は出雲の玉造の地で勾玉を作っていました」
と2人の霊的に分る人から(別々の日に)言われたことがきっかけです。
(もうずいぶん前の事ですが)
出雲の玉造温泉街の端にある玉造湯神社の辺りが古代玉造の工房があった場所として有名なので、そこを目指すこととしました。
そこは
住んでいる広島県の島から車で3時間ほどで行ける場所。
ちょっとしたドライブです。
もしこれが
「あなたの過去生は、古代ローマ時代第二次ポエニ戦役でローマを敵に回して闘ったカルタゴの将軍です」
と言う話だとしたら・・・

チュニジアの紙幣(画像はお借りしました)
広島県の島しょ部に住む普通の主婦の私が家族を残して
これからチュニジアまで行って、お母ちゃんの過去生探ってくるけんね!
楽しみに待っとりんさいや!
なんてことになったら・・・(!)
(閑話休題)
過去生を知りたい
というこのとんでも理由の他に
同じ出雲の一畑薬師さんで目のご祈祷をお願いしたい
という実際の用向きもあります。
一昨年
通院ドックで目の病気が見つかり、それ以来眼科で治療中です。
目のご利益で有名な出雲の一畑薬師寺にご加護のご祈祷をお願いしたのが昨年の2月。
ご祈祷を受けてからとうに1年が過ぎたこの時期、やっと参拝に行けることになりました。
後は気の向くまま。
直前にネットで検索していてピンときた近郊の
忌部神社(いんべじんじゃ)
賣布神社(めふじんじゃ)
も参拝に行くことに。
6月の雨模様のある日
車を飛ばしてひとり山陰を目指して北上を開始しました。
一般道から有料道路に入り、途中道の駅で休憩しながらひたすら走ります。
雨がそぼ降る中、高速道路から下りていよいよ出雲市内に入ろうとする頃
木々に覆われた景色が一時切れて、出雲平野一帯が山々を遥か向こうに見晴るかす眼下に見えてきました。
雨の影響で雲のような霧が出雲平野上空に低くたなびき、雨でけぶる町並みが一瞬古代の大都市のように見えました。
いつもここを通る度、この景色に感動します。
この地は古代から日本にとって
日本の神々にとって
特別な場所
という不思議な感慨とともに胸がいっぱいになります。
最初に目指すのは
寛平6年(西暦894年)、
お盆の日に日本海の赤浦で漁師の与市さんがご本尊をすくい上げたことから始まります。
なんでお盆の日に漁に出られたのか不思議だけども、これもお導きなのでしょうね。
その後、目のご利益あらかたということで信仰が広まり
戦国時代には幼児が救われたので「子供の無事成長の仏さま」としても親しまれています。
大駐車場で車を停めて傘をさして参道に向います。
本堂横の受付で、昼過ぎの13時30分からのご祈祷を申し込みました。
どうやら私1人のようです。
お茶とおせんべいをいただきながら、時間まで雨音を聴きながらぼんやりと待合室で過ごしました。
待合の正面は、周辺で採れるお茶の葉を使ったお下がりのご霊茶をいただけるようになっています。
時間になり本堂に移動し、ご祈祷が始まりました。
若いお坊様が1人進み出てこられ
「あの鏡の奥にご本尊様がおられます。」
壇上の大きな鏡を示されました。
その方向に向って、合掌、礼拝。
ご祈祷が始まりました。
お坊様が一人で太鼓やおりんを盛大に鳴らしつつ読経を始めます。
ソロで全てこなされるとは!
昨年も目にしたけどやっぱり驚き。
事前に配布されたお経本を
「○ページ」
と言われる合図に合わせて開き、読経に合わせてくちずさむものの、拍子が分らずまごまごしました。
終わって
ご本尊そばに供えられていたお札とお守りをいただくとき、好奇心旺盛な私はつい
お坊様はご本尊様を見られたことは・・・?
とお尋ねしました。
「ありません。秘仏でございます。」
ときっぱり。
ご本尊様のお姿を何かで想像することも出来ないのでしょうか?(ひつこい!)
「この本堂横のご霊水の出る場所の像が、本物を模したと言われていますよ。」
え!!
そうですか!
ありがとうございます!!!
誰も目にすることが出来ないお薬師様がおられる壇上の鏡の方を、私はもう一度眺めました。
何だか
カチッ
とお薬師さまと目が合ったような・・・・(気のせいです)
靴を履いて急いで示された場所に行きました。
思ったより大きな石のお像でした。

(自分では撮る勇気が無くて画像はお借りしました)
実際は木造とはいえ、与市さんはこの大きさをよくぞ背にかつがれたこと・・・
と千年を超える昔の出来事を思いました。
それから
寺務所で授与品を眺めていると雨の勢いが猛烈になってきました。
なかなか勢いはやまず、寺務所脇の椅子に座ってご霊茶をいただきながらしばし雨宿りすることにしました。
が
雨は一向に止む気配がありません。
お茶湯をガブガブ飲み続けながら雨宿りもどうなんだ・・・
と思い意を決して傘をさして車に向うこととしました。
来た道とは違う参道を通ろうと、本堂から向って右方向の階段を下りようとすると体長25cmはあろうかと思われる大きなカエルが、階段一段目に座っていました。
ヒャ!
と驚いて、後を向いて息を整えてから向き直ると、煙に巻かれたようにカエルは消えていました。
ひとっ飛びで草むらに消えたのでしょう。
あの大きさなら優に1mは飛べそうだぞ
とブツブツ心の中でつぶやきつつ、歩いて10分ほど先の大駐車場を目指しました。
車に乗り込んで、一息ついてから時間を見るとまだ3時前。
早いけど長時間のドライブでくたびれたし、お宿に向うこととしました。

雨の一畑薬師さんの駐車場

駐車場から本堂のある方向をパチリ

参道

この階段を上がったところに本堂があります。
本堂はやっぱり撮る勇気がありませんでした・・・