観えたこと想うこと草子

旅と歴史をメインに少しスピリチュアルなお話を綴ります。

心と意識の変化

この春から山口県の大学生となった息子。

 

慌ただしく決めたアパートに早速、先週行ってしまいました。

 

息子が旅立った次の日。

 

出勤の時間だというのに

 

夫が庭に佇んで、じっと庭の先にある畑を見ていることに気がつきました。

 

まだ行かんの?

 

と声をかけつつ夫の視線の先をたどると

 

小学生だった息子が地元のサッカークラブに入った時、練習用にと

 

夫が急ごしらえで作ったサッカーゴールの骨組みの残骸がありました。

 

中学生までは熱心に使っていたのですが、

 

高校は住んでいる島から遠い高校に通学していたため、部活も入らず

 

サッカーをすることがほとんどなくなり

 

いつの間にやら骨組みが朽ちて、邪魔になるので隅に片付けられていたのでした。

 

それを目にしながら

 

小さかった息子が、一生懸命ボールを追っていた姿を夫は思い出しているのでしょう。

 

そして

 

息子のためにと、ホームセンターで資材を買ってきて汗を流しながらゴールを作った自分の姿も。

 

あの時は

 

こんな日が来るとは思わなかった・・・

 

残骸を見ながら何とも深い淋しさを感じ、目を閉じました。

 

家にはいると

 

息子がカバン入れに使っていた青色のカラーボックスが目に入りました。

 

保育所カバン

小学校のランドセル

中学校、高校のカバン

 

息子の成長とともにずっと使い続けてきました。

 

それも今は

 

何かの書類やら息子の靴下やらが

 

無造作に入っているだけ。

 

しょんぼりと佇んで眺めていると・・・

 

ふと

 

以前ある人から言われた言葉が思い出されました。

 

「あなたは念が強いのだから、意識の持っていき方に気をつけてください。」

 

いかん!

いかん!

 

昔のことをいつまでも想い続けていたら、息子に私の変な念のエネルギーが届くかもしれん!

 

ぶんぶん!

と頭を振って

 

パンパン!

と両ほほに強烈なビンタをくらわせました。

 

カバン入れにしていたボックスをガシッと掴み、そこら辺にある息子の受験の書類やら細々したものを入れるだけ詰め込み、目に入らない場所に片付けました。

 

そうして

 

窓を開け、部屋中を丁寧に掃除しました。

 

たったこれだけのことですが

 

心がずいぶんとスッキリして

 

くよくよと後を向いていた心が

 

クルッと前を向いた気がしました。

 

息子は前しか見ていないだろうから

 

これでいいのだ!

 

と思い

 

何か美味しいもの食べに行こう

 

図書館の本を返してこようかな~

 

いつもの自分に戻ったことに気がついて

 

何だかホッとしました。

 

単純な人間ですが。

 

畑の水仙が綺麗でした